パキスタン2009/6- 基本情報

パキスタンに入国した目的は、アフガンへ陸路で入ることにあった。私は数年前の情報をもとにペシャワールを目指した。ここ数ヶ月、タリバンと政府軍との戦闘が激化するNWFP(北西辺境州)の州都でもあり、ペシャワールでもテロが目立っていた。すでに外国人は退避していたようだった。当初、私は首都イスラマバードから自転車で目指したのだが、3日目に断念することになる。6月12日、宿泊した場所(と言っても24時間営業のガソリンスタンド泊)に近い町Nowsheraのモスクにてテロがあり、その数日前にはペシャワール中心部の繁華街(Qissa Khawani)と、外国人が泊まる高級ホテル(パールコンチネンタルホテル)でもテロが起きていた。翌日、現地人に止められて仕方なくバスでイスラマバードに返された。6月15日、列車でペシャワールに入った。列車は不規則だが1日1本だけ動いていた。
結局、外国人は空路でしかアフガンには入国できないのだが、空港でのトラブルもあり2週間近くペシャワールに滞在することになった。今回も自転車移動を想定し、荷物は極力少なく、ガイドブックも持っていない。アフガンについては語学を含めて入念な下調べをしていたが、パキスタンについてはかなり真っ白の状態であった。その分、目の前の物事に新鮮さがあった。いやおうなく治安状況の影響を受け、テロ現場や避難民キャンプへも足を運んだ。
それにしても、ペシャワール会の中村医師ではないが、(タリバンの主要民族でもある)パシュトゥン人と接すると、彼らのホスピタリティに感激し、やはり私も彼らを好きになっていた。

■期間 2009/6/8 - 2009/6/27

-----以下、パキスタン、アフガニスタンを通しての情報-----
■期間 2009/6/8 - 2009/9/7
■費用 滞在費¥85,000
      ※航空券(ペシャワール⇒カブール)¥23,000、盗難紛失¥15,000を含む
     往復航空券¥107,940 ※現地出国税等を含む
■カメラ機材
ボディ  Canon EOS5D MarkⅡ ※バッテリー5個、CF計144GB、充電器
レンズ  EF24-70 F2.8L USM
      EF75-300 F4-5.6 IS USM
ストロボ 580EX Ⅱ
■プリンタ
  Canon SELPHY CP750 ※バッテリー2個、専用インクカセット・用紙200枚分
■折り畳み自転車
 コーナンの安物¥8,800 ※パンク修理一式、ポンプ、チューブ2個、キャリアバッグ
■資料
      地図(Afghanistan)、語学本(ダリー語、2冊)
■その他
      変換プラグ、延長コード など