【特集 ペシャワールのクリスチャン(5) ~ 脳性麻痺の子供たち①】


2010/4/10撮影。Marshalの兄Arif Shahzadさんが働く、Mission Hospitalの物理療法室を訪れた。写真は、向かいの義肢制作室で働く技師Shakeelさん。肢体が不自由な人のための義足や椅子などあらゆるものを造っている。



4/12撮影。ここにはペシャワール中のCP(Cerebral palsy;脳性麻痺)患者がやってくる。脳性麻痺は胎生期や新生児期に、脳が外傷・酸素欠乏などにより損傷されたことが原因で、四肢が麻痺し、運動障害の起こる病気だ。
写真は父親に抱かれるPayaz君(4歳)。彼は赤ん坊のときの発熱の後遺症で、脳性麻痺になった。飲み薬のほかマッサージで運動機能を活性させる治療を受ける。



4/15撮影。一週間ほどこの処置室に通って、ほぼ毎回会ったのがPayaz君だった。症状や家庭の事情により患者によっては週に1、2回しか来ない。



4/15撮影。マッサージの前に温かくしたワックス(ろう)に20分ほど包まって体を温める。



4/15撮影。ここまではご機嫌のPayaz君。



4/15撮影。脳性麻痺のほか、骨折などの後遺症で動きにくくなった部位をマッサージしにくる大人の患者もいる(写真後ろ)。



4/12撮影。ろうで温まった後、30分から1時間のマッサージを受ける。



4/12撮影。マッサージは、動きにくい手足を無理に動かす。かなり痛いようで泣き叫んでいた。見ていて辛いが、父親が懸命に寄り添ってなだめていたのが印象的だった。



4/12撮影。この処置を長期間つづけることで、徐々に体が動くようになってきたそうだ。今は、わずかだが自力で歩けるまでになった(写真)。



4/12撮影。「ペンを取りにおいで」という声に、Payaz君はぎこちなく3mほどを歩いて見せてくれた。一歩一歩とても必死だ。我々は無意識に歩行しているが、歩くという行為がどれほど高度な筋肉の操作であるか、同時に生活する上で重要な所作であるかを思い知らされる。父親は息子の成長ぶりを嬉しそうに見ていた。



4/15撮影。父親はアフガンのジャララバード出身で、日雇い労働や、バス停のジュース売りなどをして生計を立てている。月収は6,000~7,000Rsほどで、妻と子供4人を養う。治療代は月に1,000Rs(患者によって1,000~3,000Rs)。ほぼ毎日、Payaz君の通院で午前中は仕事ができないのが悩みの種だ。節約のため、自転車でここまで連れて来ている。

この日も治療が終わると、ゆっくりと二人で手をつないで帰っていった。

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