【特集 ペシャワールのクリスチャン(6) ~ 脳性麻痺の子供たち②】


2010/4/10撮影。Mission Hospital物理療法室の壁には、脳性麻痺など子供の写真が貼っている。私は、訪問した1週間ほどで10人くらいの子供の患者に出会った。



4/21撮影。母親に連れられてきていたZaib君、10歳。先天性の脳性小児麻痺で、自分では全く動けない。話もできず、離乳食のみ口にする。ここでのろうマッサージの治療は1年になるが、わずかに良くはなっているという。父は建設労働者で月収6,000Rsで家族を養っている。



4/21撮影。



4/21撮影。この物理療法士はPevaiz Baraketさん。1981年から働いている。給料は4,000Rsと安いが、病院の敷地内の住居を提供されている。主に午前は病院で治療にあたり、午後は患者の家に出向いている。彼をはじめ、ここのスタッフはクリスチャンが多い。



4/19撮影。同じく脳性麻痺のMuhammad Amas君、7歳。ろうに包まり不安そうな息子をなだめる母親。



4/19撮影。



4/12撮影。隣の女性の処置室では、女性スタッフがマッサージをする。写真はIkuraちゃん、9歳。



4/15撮影。Safiaちゃん、6歳。彼女も赤ん坊のときの発熱が原因だが症状が軽く、もう一人で歩行、食事もできるそうだ。この治療もあと2、3ヶ月で終了するという。



4/21撮影。Yassin君、6歳。症状が軽く痛みはないようで、表情が豊かだった。カメラに喜んで笑顔をくれた。



4/21撮影。



4/10撮影。Arishaちゃん、12歳。母親を介して「写真を撮って欲しい」と言ってきた女の子。1時間のろうマッサージで、治療費は月に1,200Rs。写真右は常駐のヘルパーAebaさん。



4/10撮影。



4/16撮影。12日には帰り際に、男性の処置室にいた私に握手をしにきてくれたArishaちゃん。この日は、私の隣に座ってカメラバックを指差した。どうやら写真を撮って欲しいらしい。歩くのは勿論、握手する手も表情もぎこちない彼女だが、この日はとても生き生きとした顔を見せてくれた。



4/16撮影。医療学校の女学生たちが授業で見学にやってきた。わずか10分足らずだがPevaizさんから物理療法の説明を受けていた。私は、学生に同伴していた関係者に許可を得てこのシーンにカメラを向けた。一部の学生が「No」というジェスチャーを見せたが、すかさず先生(写真中央、眼鏡の女性)が「医学生として堂々と写りなさい!あなたたちは、これから医者として社会に出ていくのよ!」と生徒たちを鼓舞して撮影を勧めてくれた。もちろん、彼女らにはクリスチャンのほかムスリムもいる。
短い時間で熱心に質問する彼女らを見ていると、とても優秀な人材であることが伺える。女性が外に働きに出る習慣のないこの国では、どこの現場でも女性医師は不足している。彼女ら若い世代を育成することは最重要課題だろう。

Misshon Hospitalは国内はもとより外国人(主にクリスチャン)からの寄付によって運営されている。国が医療の援助をしないパキスタンでは、弱者を支えているのは、こうした宗教団体などの活動である。地方にいる患者は地理的にまたは経済的に治療に受けられないだろうし、根本的な解決には程遠い。それでも、現場のスタッフは目の前の患者一人一人に向き合うしかなく、その姿には感銘を受けた。

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