2010/4/3 「微笑む男の子」への手紙渡し

現地からの報告「旅だより~ 2010/4/1 「『微笑む男の子』への手紙渡し」の続きです。



3/29にAbbokir君に再会し、4/3にようやく手紙を渡した。前回訪問時は幼児という印象もあったが、背も伸びてすっかり少年に見える。今は6歳になった。(関連記事
写真左は前回もいたHadid Ullah君(16歳)。Abbokirの父の弟になる。去年学校をでて、この店(Abbokirの父Muhammadさんの店)を手伝っている。



手紙を渡され、折り紙の孔雀を手にとって笑顔を見せるAbbokir君。



Abbokir君にとっては、日本からの手紙と言われてもピンと来ないのだろうが、父親Muhammad Ullahさん(写真右、27歳)や伯父Roohullahさんら大人が歓喜した。(それを見たAbbokir君も得意げな様子だった。) 彼への手紙は1通だけだったが、その手紙の主である日本人女性の名を覚え、「次回は是非、連れて来てくれよ」と何度も言われた。
写真は、手紙の返事を書くAbbokir君と父親のMuhammadさん。(もともと彼らはアフガンのKapisa出身でMuhammadさんの両親がペシャワールに移ったそうだ。)



ウルドゥ語で書かれた返事の手紙。



Hadid君とは兄弟のように仲が良い。



従兄妹のHanif君と近所の友達Attaullah君(ともに10歳)。



今回の手紙渡しで最も近場にいるAbbokir君だが、3/23にペシャワールに来てから渡すまでに随分と日が経ってしまった。彼らの店のある場所は旧市街の目抜き通りKissa Khwaniに近い路地モハラジャンギにある。前回訪問時からの顔見知りも多く、今回も毎日のように通った道だ。はじめにAbbokir君を見つけて店へ行ったのは3/29の夕方で、翌日に写真を渡す約束をした。しかし、当日の朝にAbbokir君が店内で転んで頭を縫うを怪我してしまい、しばらく会えなかった。店では血痕もあって心配したが、4/3にようやく元気な姿を見ることができたのだった。写真は、縫った跡を私に見せようとガーゼを取る父MuhammadさんとAbbokir君。



父に遊んでもらうAbbokir君。



4/6撮影。彼らのシューズ・マテリアル店(金具・靴材料屋)。辺り一帯には同じような店が並んでいる。



4/6撮影。近くの店の子Shoaib君(5歳)とは仲良しである。



4/6撮影。Abbokir君の伯父であるRoohullahさん(写真後ろ)は、とても陽気な人で、いつも冗談ばかりを言っていた。英語をカタコトで話せるのだが、通行人を指差して「What a beautifull マシコーレ!」(「マシコーレ」とはロバの子供の意らしい!?)等と言ってからかい、子供たちと一緒になってはしゃいでいた。(Abbokir君が頭を怪我したときも冗談ばかりを言っていて、本当なのかが信用できなかったくらいである。)



4/6撮影。お茶を沸かすHadid君。(パンジャブではインド同様にチャイ(紅茶)が一般的であるが、パシュトゥン人にとってお茶と言えば、カワという緑茶である。) Hadid君は、私が風邪ぎみのときにすぐに薬を用意して飲ませてくれたり、とても気が利く青年であった。



4/6撮影。父の商売でアフガンのPaktiaから来ていた少女。
一緒に昼飯を食べた後、帰路についた。



4/6撮影。この日のAbbokir君は、目の周りに黒い化粧(?)をしていた。(服は、フレンドリーポストカードの写真と同じである。)



4/6撮影。



4/17撮影。この日はAbbokir君の姿が見えないと思っていたら、奥で昼寝をしていた。学校から帰ってそのまま寝ていたらしい。



4/17撮影。近所の子供とふざけ合い。



4/19撮影。



4/19撮影。隣の店にて。いつもは伯父Roohullahさんと笑い転げているAbbokir君だが、ふと見せる真剣な表情は大人びている。



4/19撮影。



4/19撮影。



4/19撮影。



4/19撮影。



4/19撮影。近所のAbbokir君らとは家族同様の付き合いをしているNabigulさん(34歳)と息子のKashif君(10歳、Abbokir君と同じ学校の3年生)。同じくシューズ・マテリアル店を営み、釘などを売っている。この店は小さく1日に400Rsほどの利益だが、Abbokir君のところは500~1,000Rsにもなる。



4/19撮影。皆で昼食をとる。



4/19撮影。



4/19撮影。食後のカワの茶葉を買いにお使いに行くAbbokir君。



4/19撮影。買い物に向かった先は、私が前回訪問時から親しくしているHabibさんの駄菓子屋だった(関連記事)。確かに近所であり、なんら不思議ではないのだが、別々に知り合ってできた親友同士が実は友人だった、みたいな面白い気分だった。店番をするのはHabibさんの弟Azizさん。

この日は珍しく一日中晴れていたので、Abbokir君の写真もたくさん撮った。そして、この夕方に近くの目貫通りQissa Khwaniでの自爆テロが起きたのだった。(関連記事



4/22撮影。止まっている自転車にまたいで遊ぶAbbokir君。



4/22撮影。「また、転んで怪我するなよー」と、やんちゃ坊主に冷や冷やさせられた。
この日はペシャワールを去る前日で別れの挨拶に立ち寄った。日本という国がどのくらい遠いかも分からないAbbokir君は、「またね~」という軽い感じでバイバイと手を振ってくれた。
このとき、同じ国を再訪問するメリットに一つ気づいた。別れる際の「さよなら」を、「また次も再会できる」という期待をもって言えることだ。現実的に深く考えるとやはり寂しくなってしまうので、私もあっさり挨拶して別れるように努めた。

Abbokir君の不在のときも含め、この店には10回以上は訪れた。この旅で最も多くカメラを向けたのは間違いなくAbbokir君だった。

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