2010/3/6 宗教政党Jamaat Islami


英語は話せないが親切なFateh Muhammadさん。彼に職業を尋ねたら、黙ってモスクのあるTameer Nau小学校へ連れて行かれた(写真)。 何かと思ったら職業(ウルドゥ語で「ペーシャ」)と小便(「ペーシャーブ」)を誤解されて、トイレのある場所に案内してくれたのだった。



おかげで、宗教政党Jamaat Islamiで活動するJawid Mansuriさん(23歳)に色々と話を聞くことができた。

Jamaat IslamiのメンバーはKhuzdarに25人いる。バロチスタン人にとっては、パシュトゥン人居住区も多い州都クエッタ(Quetta)よりもここKhuzdarが(反政府活動なども含めて)中心地なのだそうだ。「Jamaat Islamiは政党ではなく国際組織」と強調し、パキスタンの政党は自己利益ばかりだと批判していた。
「10年前はKhuzdarも治安が良かった。資源目的やパキスタンを安定させたくないインドやアメリカ、イスラエルの諜報機関・テロリストによって悪化した」と言っていた。真偽はともかく、5年前にムシャラフ(前大統領)が市民の武器を没収した後も、治安は不安定なのは確かである。
(Jamaat Islamiは決して多数派ではないが、現地人でよく聞かれた意見も同様であった。)



Jawidさんは、このTameer Nau Public Schoolの教師でもある。
50人ほどの生徒が住み込みで学んでいる。多くは地方の村の出身だ。少ないが女子もいるそうだ。写真は、教室を案内してくれたイフティハール・アハマッド君(写真中央手前)ら。



裏庭ではトマトなどの野菜を育てていた。



Jamaat Islamiが発行する今日の新聞が届き、真剣に見入るJawidさんとメンバーたち。

そのとき、「近くの市場で銃撃戦があり、パンジャブ人2名が射殺された」という情報が飛び込んできた。
3/1には近くの大学Balochistan Engineering Universityで爆発があったばかりだ。(街で聞いた情報をまとめると、大学のイベントで一つの出し物が終わった直後に爆発したらしい。大勢の学生が集まっており、4人が死亡、43人が負傷した。)

こうした事件も新聞によっては載らなかったりする。Jawidさんによれば、「どの新聞・ジャーナリストも所属する政党がある」そうで、自分たちに都合の悪いことは報道しないのが現状なのだそうだ。(もちろん、日本を含めた先進国でも、程度の差こそあれこうした傾向はある。我々は世の中の出来事をメディアを通して知るのだから、メディアが取り上げなかった事実は「無かったこと」と同じになるのだ。)

「大学を見たい」とJawidさんに申し出ると、すぐに知人の大学関係者に電話で頼んでくれた。しかし、治安が悪いため許可されなかった。市場は「銃撃事件のせいで店が閉まっている」と言われて、宿へ戻らされてしまった。



Jawidさんの赤ん坊の面倒をみるワシーム君(写真左)ら。



お菓子をほうばる生徒。

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