2010/3/18 カンダハール警察署での軟禁生活


3/17夜にアフガン警察に逮捕され、宿から警察署に連行された。(制服の警官が持っていたライフルがレーザー照準付きであった。カンダハール(Kandahar)の警官でも限られた部隊の装備だと思われる。通常はどこでも安いカラシニコフ銃ばかりを見かけた。)
警察への連行は、アフガンやパキスタンではよくある事だったので、いつも通り事情を説明し、荷物は全てチェックされた。(不快だったのは、ノートパソコンとカメラのメモリカードの中身も見られたことだが、仕方ない。)
とにかく「パキスタンから陸路で来た外国人」ということで、テロリストかスパイかと疑われた。
日付が変わる頃、取調べが終わって、その部屋の机の上で寝た。

写真は翌朝、その部屋の窓ガラス。3/15の多発テロで東側の窓ガラスは全て割れたそうだ。この警察本部の前での爆発だけで、35人が死亡、53人が負傷している。

3/18は外事課に連れて行かれた。警察が日本大使館に連絡し、次の航空便(3/20)でカブールへ行かされる事になった。
結局、このあと行こうと思っていた西部・ヘラート(Herat)へは行けずに終わった。



3/19撮影。19日の朝に、それまでいた部屋から別棟に移動した。トイレに行くのも見張りが付いて来る状況だが、基本的に一人でベッドで横になれる部屋になり気がラクになった。もちろん、部屋からは出れないし退屈した。



3/19撮影。皆に混じって食事を頂く。ナンとチャイだけのときもあったが、この日の昼食は豪華だった。



3/19撮影。昼寝中のドライバーさん。



3/19撮影。礼拝をするMuhammad Sadikさん。私服だが警官。



3/19撮影。毎晩10:00ごろ、大きなエンジン音とともに軍の車両2~3台が署内に戻ってくる。非常時に備えてか(?)エンジンをかけっ放しなのが印象的であった。冷たいものでも飲みながら、陽気に大声で歓談する兵士の雰囲気は白人のように思えた。外国軍なのだろうか。



3/20撮影。まだ薄暗い早朝(6時前)に起こされた、カンダハール空港へ。カンダハール警察も空港内に入れず、引き渡された私は、空港の入口・チェックイン時と2度の荷物検査を受けた。ここでも「お前がテロリストかどうか調べる必要がある」と言われた。厳重なのは仕方がないがウンザリぎみ。

カブールへ向かう途中、3/20撮影。去年訪れた夏とは異なり、ヒンドゥークシ山脈には雪が多く見られた。

※ 画像をクリックすると拡大します。


カブールでは、日本大使館で昼飯をごちそうになった(カレーうどん)。
この日は大使館周辺でテロ警戒態勢が敷かれていて、「一日も滞在して欲しくない」という旨でパキスタン行きの便を待たずに、午後の便でドバイ(Dubai)へ出国した。旅はUAEへと続く・・・



  
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この記事へのコメント
この記事を見て最初に思ったことです。

パキスタンの人と似ていると。
服装からしても、イスラマバードではなく、北の方へ向かう途中の人たちに似ていると感じました。
アフガン入りは今できるのですね??
カメラマンという職業からということでしょうか?
私は同じマイミクにいるもので、いつかアフガンへ行きたいと思っています。

タジク人はやはり眉毛が繋がって濃いですね。ハンサムの
象徴らしいですね。

こういう情報は貴重で、ありがたいと感じています。
Posted by 青井真弓 at 2012.04.06 20:48 | 編集
>青井さん
コメントありがとうございます。(どのマイミクさんでしょう!?)

パキスタンの西部は、アフガンと同様な文化ですよね(同じ民族ですし)。

アフガンは、もちろん今も観光ビザはおりないはずです。
(カメラマンとしてビジネスビザで入っています。最新情報は大使館に問い合わせて下さい)

はっきり知りませんが、旅行記などを見ると、2003~2005年前後は旅行者も行けたのではないでしょうか???
(2005年には、日本人教師が現地で誘拐・殺害されてニュースになったと思います・・・。
2008年ごろから年々悪化してしまっていそうです。。。実際には地域差はあると思いますが。)

もっと昔のように、旅行者でにぎわう日もくると期待しています!
Posted by YokotsukaTomoaki at 2012.04.07 12:12 | 編集
ご返信ありがとうございました。
アフガンの大使館でインターンをしている知人に聞きました。(エジプトのストリートチルドレンの団体を紹介してくれた男性です。


今の段階では、観光ビザは降りないとのことでした。
アフガンのカブール周辺は凄くリッチで郊外へ行くほど
貧しいということは本当でしょうか?

アフガンでは、大変な思いもされながらも、このように
アップしていただけて感謝しています。
カブール以外の様子、人々の営みがあり彼らは生活しているのですね。そこにも必ず笑顔はあり励みになります。
Posted by 青井真弓 at 2012.04.13 17:57 | 編集
> 青井さん

(またまたお返事が遅くなりすいません。)

最近の、カブール中心部での戦闘事件のニュースに驚いています。
まだまだ、そんな状態なのですね、、、。
(外国軍が撤退しても、混乱は収まらない気もします。。。)


> アフガンのカブール周辺は凄くリッチで郊外へ行くほど
> 貧しいということは本当でしょうか?
青井さんの想像どおりだと思います。
(アフリカなどと同じような具合です。首都だけ大都市、あとは村、という具合です)

とくにアフガンの治安が悪い地域は、支援団体も入れないので、尚更のようです。

それ以外の地域では、道路などインフラは日々改善されていると思われます。
また、多くのNGOなどが支援活動を行い、英語ができる若者などが通訳やドライバーなどで働くことで、高給を得られます。(新たな格差も生まれているようです)
こうした一時的な仕事はあっても、本来の産業が乏しいため、根本的な解決は道のりが長いようです。

Posted by YokotsukaTomoaki at 2012.04.19 23:19 | 編集
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