2009/6/9 スズキのドライバー


パキスタンでは、乗り合い小型バス(軽トラック)のことを「スズキ」と呼んでいる。もちろん、日本の自動車会社名に由来する。

2009/6/9 ムスリムの礼拝


ムスリムの生活はイスラムの教えに基づいている。写真は、Miswakという木の棒で歯を磨くIrfan Ahmed Khanさん(前出の鉄工所のオーナー)。ムスリムの歯は白くキレイなことが多い。



彼に頼んで、礼拝に参加させてもらった。モスクには必ず洗い場があり、礼拝前に体中を洗って身を清める。1日5回も礼拝をするわけで、彼はムスリムが一番清潔だと豪語していた。



満員状態で厳かに礼拝が行われたが、礼拝中は撮影できなかった。礼拝前に、彼が宗教指導者に私を紹介してくれ、異教徒である私が礼拝に加わることが許された。宗教指導者は信者達に「イスラムに興味をもった日本人が来てくれた」とでも説明したようで、礼拝後に一人一人が私に握手・抱擁をしていった。

Irfan Ahmed Khanさんや彼の友人らと、宗教について話した。彼らは私にイスラムを強要するわけではなかったが真面目に「人助け」として薦めているようだった。旅先にて日本人の宗教について聞かれる機会も多いのだが、「仏教と日本固有の宗教などが混ざっているが、宗教という意識は弱く文化として考えられている。多くの日本人は自分を無宗教だと思っている」というように説明している。私自身も神を信じるわけでもないので無宗教だと言えるだろう。
もちろん、世界中で神を信じる人々(それを心の支えに生きる人々)を見てきたし、彼らの神を否定もしない。彼らにとっては神はいるのだろうな、と思うだけで特定の宗教をひいきすることもなかった。そんな私の中では、イスラム教に限らず一神教で強い宗教は、自然環境が厳しい等の理由で人々の争いが多い地域に広まっているように思え、権力者が人々を統制するために必要としたルールなのではないのか、という疑念がある。そんな考えは、先祖代々絶対的にイスラム教を信じる彼らにとっては相手にされるわけもなかった。彼らは「日本人に自殺が多いのなぜか?宗教(イスラム教)がないからだ」と主張してきた。あとは「人が死んだら一緒に居るのは(家族でもなく)唯一アッラー(神)だけだ」等と教えを繰り返すばかりだった。
私は「なぜ貧富の差があるのか?」「なぜ女性に自由がないのか?」などと質問してみるのだが、「ムスリムはアッラーのもとに誰もが平等だ。金は問題ではない」、「女性は守られるべき存在で、大切にされている。それが女性の幸せである」等と彼らなりの正論(?)を語ってくれた。確かに、イスラム社会では貧しい人への施しが習慣になっていて、特別に金持ちでない人が喜捨をする姿には感心させられる。しかし、そうは言っても貧富の差は大きい。物乞いとなっている寡婦も多い。「金は問題ではない」とは言っても、自分の財産をすべて喜捨した等という話はあまり聞いたことがないし、結局は自分(や身内)を守るという本能(?)や欲に支配されていると思わざるを得ない。すると、やはり強者(金持ち)の建前として宗教があるだけではないか、と思えてしまうのである。現世は不幸でも(貧しくても)死後は天国にいける、といった教えが正にそう思えた。
たいてい、イスラムを教えを誇らしげに語って勧誘してくるのは、彼のような金持ちであり、確かに彼らはイスラムの世界で幸せなのだろうと思われた。(一方、貧しい者は呪文のようにカルマ(イスラムの聖文?のようなもの)を唱えて、「お前も言ってみろ」と強要してくる者が多い。とくにアフガン人に多かった。)多くの貧しい者は、アラビア語で書かれたコーランを直接理解できずに、誰か(宗教指導者など)の解釈を教え込まれているだけなのだろうと思われる。仮に「教義が正しいとしても、人間が解釈を間違えることはある」という点では、Irfan Ahmed Khanさんと意見が一致した。
難しいテーマで一概には結論は出ないのだが、イスラム社会にいると普段は意識することもない宗教について考えざるを得ない。

2009/6/10 スイカ売り


昼前、自転車でRawal Pindiを出発し、西へ向かった。写真は、道端でスイカを売るYaoto Khanさん。

2009/6/10 ロバの馬車


ドンキー(ロバ)は人や物を運ぶ身近な動物だ。

2009/6/10 トラック洗車場


トラック1台の洗車で400Rs(約500円)。






簡単な点検・修理も行っている。







従業員のRajamohammad Neseemさん。逞しい手が印象的だった。
6月でも日中は35度以上になり、今までにない自転車移動の辛さを味わった。行く先々で水を飲ませてもらい、ここではSevenUpもご馳走になった。

2009/6/10 クリケットで遊ぶ少年たち


旧英国領であるパキスタンは、インド同様にクリケットが国民的スポーツである。









2009/6/10 Losarshurfu村の少女たち


クリケットを見ていたら、近所の子供たちが寄ってきた。好奇心からか珍しく大人の女性たちも家から顔を出してきた。「どこへ行くの?」などと他愛の無い会話をし、水を1杯いただいた。